一般歯科

GENERAL

歯を大切に、歯を守る治療

当院では、「歯をできるだけ長く保つ」ことを目標に、虫歯治療や根管治療などの一般歯科診療を行っています。
患者さんの貴重な歯を活かし、より快適な日常を過ごしていただけるよう、最新の知識と技術でサポートいたします。お口の中の小さな変化にも気づき、適切な治療をご提案しますので、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

当院の一般歯科治療の特徴

Point01 麻酔の工夫で痛みを軽減

麻酔で針を刺す時
痛みを感じる部分が少ない粘膜に針を刺します。 表面麻酔をして殆ど無痛になっているのですが、更に痛みの出にくい場所を選びます。
細い針を使用
多くの歯科医は25ゲージの針を使って麻酔をしていると思いますが、当院では、30ゲージ以上の細い針を使用しています。細い針であればあるほど痛みは感じにくくなります。
ゆっくり注入
針はゆっくり時間をかけて注入します。 かなり強い圧力をかけないと骨膜の下にに麻酔液を入れる事はできないのですが、強圧を一気にかけてしまうとそれだけで痛みが起こります。当院では、なるべくゆっくり少しづつ針を注入しています。
注射液を温める
注射液と体温の温度差で痛みが感じることがあります。気温が下がる冬は特に注意しています。

Poin02 レーザーを使用して治療の負担を軽減

当院はさまざまな治療において炭酸ガスレーザーを活用しています。治療時の腫れや出血を抑えられるため、患者さんも安心して治療を受けられるのがメリットです。歯周病治療、親知らずの抜歯、知覚過敏の処置などにおいて活躍します。 また、治療中は痛みも殆ど感じることなく治療後の炎症なども抑え、治りも早くなります。詳しくは口腔外科ページでご紹介しております。
ぜひ、ご覧下さい。

口腔外科

虫歯治療は早期発見・治療が重要

虫歯に、自然治癒はありません。放っておけば、悪化して歯根だけになってしまいます。虫歯で歯に穴があくと、その進行の度合い(C1~C4)に分類されています。発見が早く、すぐに治療をすれば、それだけ歯を長持ちさせることができます。毎日のセルフケアはもちろん、歯科医院で定期的に検診を受けるように心がけてください。

虫歯の原因

お菓子などの砂糖を含む食べ物と虫歯には、とても深い関係があります。虫歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌。この細菌は、砂糖が口の中に入ってくると、活発に働いて、歯垢を形成します。そして、歯垢の中で「酸」をつくります。虫歯は、この酸によって歯が溶かされる病気です。
虫歯を防ぐには、歯垢をきちんと除去したり、甘いものを控えたりして、この3つの要因を揃えないようにすることが大切です。

虫歯の進行度

  1. C1

    エナメル質の虫歯

    表面や溝が灰白色や黄褐色、黒褐色に変色。エナメル質が溶けて穴が開きます。痛みはありません。

  2. C2

    神経に近い虫歯

    穴の中にも細菌が入り、象牙質に達すると、甘いものや冷たいものを食べた時に痛むことがあります。

  3. C3

    神経に到達した虫歯

    歯髄に及び、痛みが激しくなります。

  4. C4

    末期の虫歯

    歯冠部がこわれて、歯の根が残る。
    歯髄が死んでいれば痛みは無いが、炎症は顎骨に進行することもあります。

虫歯治療の進め方

Flow01 カウンセリング

問診票より、「主訴」「既往歴」などを確認します。患者さんの現状などを伺います。(何日前から痛いのか?他に通院してる病気がないか。など)

Flow02 症状の確認

お口の中を拝見し、症状のある歯の場所や状態の把握をします。

Flow03 レントゲン撮影

必要があればお口全体のレントゲン写真や部分的な写真を撮影します。

Flow04 治療計画の説明

患者さんと一緒にレントゲンを見ながら、症状のある歯の状態などを説明いたします。

Flow05 治療開始

お口の状態に、レントゲン等を合わせ、個々の症状に合った治療計画を立て、治療をはじめていきます。

歯を失う最も多い原因の歯周病

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中に潜む歯周病菌が原因で歯ぐきに炎症が起こり、歯を支える歯槽骨が溶かされていく病気です。歯を失う原因で最も多い病気だと言われています。
初期の歯周病は、自覚症状がほとんどありません。歯ぐきの出血や腫れ、歯がグラグラするなどの明確な症状に気づいた頃には、すでに症状が進行しているケースがほとんどです。重症化すると治療も大変になるので、ぜひお口にトラブルがない段階で歯のチェックを受けるようにしましょう。

歯周病の進行

  1. Step01

    歯肉炎

    (予兆)

    • 時々、歯肉から血が出る
    • 歯肉の色が赤みを帯びている

    歯肉炎は、歯周病の初期の段階。歯肉の表面に炎症が見られます。プラーク(歯垢)の中の細菌が毒素を出して歯肉を攻撃することが原因です。歯と歯の間の歯肉が腫れ、赤味を帯びた状態になります。歯肉炎になると歯と歯肉の間に「歯周ポケット」と呼ばれる溝ができ、歯垢がますます溜まりやすくなります。この状態では痛みを感じないので、歯肉炎に気づかないことがあります。気をつけましょう。

  2. Step02

    歯周炎

    (予兆)

    • 歯肉が赤紫になる
    • 歯肉がブヨブヨして退縮し、歯が長く見える

    歯肉炎によってできた歯周ポケットが炎症の進行でさらに深くなり、歯を支える骨(歯槽骨)にまで及んだ状態を言います。そこにたまった歯垢中の細菌は毒素が強く、歯周病を進行させ歯を支える骨まで溶かしてしまいます。この段階でも自覚症状がないこともありますが、次第にその歯を支えることができなくなり、最終的には抜歯をする場合もあります。

歯周病治療の進め方

Flow01 カウンセリング・応急処置

まずは患者さんの症状をしっかり伺います。
また、緊急処置や応急処置で痛みや腫れを落ち着かせます。

Flow02 進行度のチェック

レントゲンの他に歯周ポケット検査を行います。歯と歯肉のすきまの溝の深さをはかる事で、歯周病の有無や、進行の程度が分かります。

Flow03 治療計画の作成

お口の状態に、レントゲンや歯周ポケット検査の結果等を合わせ個々の症状に合った治療計画を作成致します。

Flow04 治療開始

お口に残る歯垢量をチェックして、歯磨き指導「歯の表面上についている歯石取り」「歯周ポケット内の深い部分についている歯石取り」や「PMTC(専門家による専門の機械等を用いた歯のクリーニング)」を行います。必要があれば歯科医師が噛み合わせの調整をすることもあります。

Flow05 経過観察

一応症状が改善されたと判断されたら、まずは1ヵ月に1回程度の通院で状態をチェックし、必要によりクリーニング等を行います。良い状態が維持できていたら、少しずつ間隔をあけます。

治療期間の目安

※歯肉炎または軽度歯周炎の場合は、症状が改善されプラークコントロールが良ければ3ヵ月~6ヵ月に1回の割合が目安となります。
※歯周病の治療は、予防室で歯周病の治療のみ進める場合と、虫歯等の治療と併行して行う場合があります。

歯周病は再発しやすい病気です!!

せっかく良くなったお口の中を維持するには、セルフケアのプラーク(歯垢)コントロールと専門家によるプラークコントロールが大切なってきます。

歯周基本治療で行う歯石除去

Flow01 カウンセリング

診察前に問診票に症状をご記入頂き、担当医師が患者さんの現状などを伺います。

Flow02 担当医師による診察

お口の中を拝見し、症状のある歯の場所や状態の把握をします。

Flow03 歯石の除去

上下で、左奥歯 前歯 右奥歯とお口の中を6ブロックに分けて、1ブロックずつ歯石を取っていきます。歯石の量が多い場合はさらにブロック分けして取るようになります。1ブロックは歯石のついている量にもよりますが30~60分になります。

Flow04 アフターケアの指導

お口の中の状態によって様々ですが、治療を開始してからは1~2週間に1回の割合で受診して頂きます。お口の中が安定した状態になったら個々により1・2・3ヵ月毎。または、半年毎に来院して頂くと良いと思います。